第4回Aリーグ(1995年 春)
|
勝点 |
勝利 |
引分 |
敗北 |
得点 |
失点 |
点差 |
ACトリノ |
43 |
20 |
3 |
1 |
127 |
46 |
+81 |
RAD・アムステルダム |
34 |
15 |
4 |
5 |
96 |
62 |
+34 |
レゴ・トルスハウン |
23 |
9 |
5 |
10 |
84 |
83 |
+1 |
ボンボ・パリ |
10 |
3 |
4 |
17 |
56 |
95 |
−39 |
C−19 |
10 |
4 |
2 |
18 |
41 |
118 |
−77 |
順位表
|
ACトリノ |
RAD |
レゴ |
ボンボ |
C−19 |
|
勝利 |
引分 |
敗北 |
得点 |
失点 |
勝利 |
引分 |
敗北 |
得点 |
失点 |
勝利 |
引分 |
敗北 |
得点 |
失点 |
勝利 |
引分 |
敗北 |
得点 |
失点 |
勝利 |
引分 |
敗北 |
得点 |
失点 |
ACトリノ |
|
|
|
|
|
4 |
1 |
1 |
31 |
16 |
6 |
0 |
0 |
28 |
10 |
4 |
2 |
0 |
33 |
12 |
6 |
0 |
0 |
35 |
8 |
RAD |
1 |
1 |
4 |
16 |
31 |
|
|
|
|
|
3 |
2 |
1 |
23 |
15 |
5 |
1 |
0 |
24 |
12 |
6 |
0 |
0 |
33 |
4 |
レゴ |
0 |
0 |
6 |
10 |
28 |
1 |
2 |
3 |
15 |
23 |
|
|
|
|
|
4 |
1 |
1 |
24 |
17 |
4 |
2 |
0 |
35 |
15 |
ボンボ |
0 |
2 |
4 |
12 |
33 |
0 |
1 |
5 |
12 |
24 |
1 |
1 |
4 |
17 |
24 |
|
|
|
|
|
2 |
0 |
4 |
15 |
14 |
C−19 |
0 |
0 |
6 |
8 |
35 |
0 |
0 |
6 |
4 |
33 |
0 |
2 |
4 |
15 |
35 |
4 |
0 |
2 |
14 |
15 |
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対戦相手別成績表
AAFA選定最優秀選手
パパン(ボンボ) パパン・ダイナミックと呼ばれる一連のゴールと円熟味を増した活躍に対して
1 |
ファン・バステン |
RAD |
64 |
2 |
R.バッジョ |
トリノ |
63 |
3 |
パパン |
ボンボ |
42 |
4 |
ベベット |
トリノ |
41 |
5 |
M.ラウドルップ |
レゴ |
36 |
6 |
プラティニ |
レゴ |
24 |
7 |
ギッグス |
C−19 |
13 |
クリンスマン |
C−19 |
9 |
クライフ |
RAD |
12 |
10 |
B.ラウドルップ |
レゴ |
10 |
マラドーナ |
トリノ |
トリノ |
ファン・バステン |
RAD |
10 |
パパン |
ボンボ |
7 |
クリンスマン |
C−19 |
4 |
RAD |
R.バッジョ |
トリノ |
15 |
ベベット |
トリノ |
13 |
M.ラウドルップ |
レゴ |
8 |
パパン |
ボンボ |
レゴ |
R.バッジョ |
トリノ |
14 |
パパン |
ボンボ |
12 |
ファン・バステン |
RAD |
11 |
ボンボ |
ファン・バステン |
RAD |
17 |
R.バッジョ |
トリノ |
16 |
ベベット |
トリノ |
10 |
C−19 |
ファン・バステン |
RAD |
26 |
M.ラウドルップ |
レゴ |
21 |
R.バッジョ |
トリノ |
18 |
得点王ランキング
対戦相手別得点王
総括
前回参加した5名がが引き続き参加した第4回のAリーグ。
ともすれば前回の流れを引き継いでいきそうなところだが、過去3回のシーズンで自らの目指すべきチームのコンセプトを確認したレゴ(いしけん)は、チーム改革を断行。
プレイングマネージャーとしてチームを牽引してきたベッケンバウアーを筆頭に、登録選手の半分にあたる13名を前シーズンから入れ替えた。
そしてベッケンバウアーに替わる、新たなチームキャプテンとして、ボンボからプラティニを強奪。
ホームタウンもグリーンランドのゴッドホープから、フェロー諸島のトルスハウンに移し、まさに奔放に新しいレゴを構築していった。
一方、いきなりプラティニを奪われたボンボ(おうさん)は、逆にベッケンバウアーを獲得。
しかし前回シーズンでボンボが起こした「パリ大虐殺」に対してのAAFAからの制裁措置として、今回のドラフトで指名した選手の中でAAFAより指名された5名の選手の獲得を放棄することとなり、ベッケンバウアーのボンボ入りは実現することはなかった。
そうした経緯で、なかばしぶしぶ獲得された選手がかつての名ドリブラー・ガリンシャである。
このガリンシャをおうさんは、なんとウイングバックに起用して皆を唖然とさせたが、この「ある意味清々しさすら感じさせる節操のなさ」こそボンボ的だと逆に認められるまでにさほど時間はかからなかった。
そいて「パパン・ダイナミック」を完成させ、今シーズンAAFA最優秀選手賞を受賞したパパンと共に、新たなボンボの顔として定着していったのである。
今シーズン最大の関心事は第2回シーズンより続いているACトリノ(塾長)の連続無敗記録を誰が止めるのかであった。
その最右翼と目されていたRAD(薮ちゃん)は開幕戦のACトリノ(塾長)戦を引き分け、一瞬皆に期待を持たせる。
しかしこの引き分けが、何か入れなくても良いスイッチを入れてしまったらしく、塾長は第2節のRAD(薮ちゃん)戦で自陣からキーパー・カンポスでドリブルを開始、シュートまで持ち込むという荒技をまじえつつ7−2で完勝。
しかし必要以上に薮ちゃんを粛清した、その試合内容に塾長は我に返り、試合後に謝罪した。
また塾長相手に比較的善戦が多いレゴ(いしけん)だが、今シーズンはまったく良い所なく6戦全敗。
その上塾長は、レゴ(いしけん)が新たに育成し、得点を重ねていたフクダを何故か激しく憎悪。
フクダが得点王ランキングの10位以内に入りそうだという情報を第5節終了時に入手すると、急遽マラドーナを獲得し、第6節だけで10得点を挙げさせ、フクダをランキングから排除した。
しかしその代償として、第6節に得点の激減したR.バッジョは第5節終了時に9点あった得点差をRAD(薮ちゃん)のファン・バステンに逆転され、得点王を明け渡すことになったのである。
そんな皆が諦めかけていた頃でもあった第6節にRAD(薮ちゃん)が4−1でACトリノ(塾長)に奇跡的な勝利。
パウロ・ロッシのゴットトリックによる敗戦以来という「神話の時代」から続いていた塾長の無敗記録を「56」で食い止めることに成功した。
しかし塾長の1敗が最大関心事になることからも窺えるように、シーズンそのものは退屈な展開で、結局ACトリノ(塾長)が4連覇を成し遂げた。
その影でC−19(かんちゃん)が直接対決ではボンボ(おうさん)に勝ち越し、ボンボと同勝点でシーズンを終えたことは余り知られていない事実である。
